チェルノブイリのいま

チェルノブイリ原子力発電所の4号炉を覆う石棺まで約3.2km。現在観光客などが近寄れるギリギリの距離だそうです。これ以上近寄ると放射性粒子を検出すると鋭い警告音を発する線量計は、通常の120倍の放射線を検出するそうです。つまり、命の保障が出来るギリギリのラインなのだそうです。そこはものすごく広い空き地が広がっているそうで、ところどころ立つ枯れ木が25年前の惨劇を物語っているかのようだとその光景を見た人は言うそうです。ストロンチウム、セシウム、プルトニウム、そして極微量のウランが1986年の4月から5月にかけて、4号炉の炉心が10日間にわたって燃え続けた際に放出されその後もずっと、それこそ25年間その地を汚染し続けているのだそうです。赤い森と称されるそこは針葉樹から成る約16.2㎢近い森で、あらゆる有害物質に汚染された死の森と言われています。その有害物質のせいで針葉樹たちは赤褐色に変色してしまいました。「赤い森」と言われる所以はそこにあります。25年たった現在でも、ここは地球上で最も生態系が汚染された場所のひとつなのです。でもこの土地を復活させようとする研究者たちの活躍によって10年ほど前からその土地に僅かな生物が目撃されるようになったそうです。死の森から少しずつですが復活してきているんですね。人が介入するには汚染され過ぎていてまだまだ時間がかかるようなのですが、きっと近い将来。エデンの観光地として特別な動物たちが住む地になっていることでしょう。研究者たちの功績によってもっと観光できる土地が広がっていけば良いなぁと思います。

ツアーの中止

前回、前々回とチェルノブイリへの旅行について書きましたが、どうやら観光ツアーの中止が発表されていたようですね。過去に起きたことを知る意味ではとても有益なツアーであったと思いますし、何より公式に認められていただけに残念ですね。放射線量の濃度は安定していて危険はないそうですが何が原因なんでしょうね。具体的な理由が書かれていなかったのでわかりません。危険じゃないと言えるのなら、他に何か隠したいものでもあるということでしょうか。とりあえずは、最終的に裁判所が決定するまで中止らしいです。

でも危険でないとはいえ、やはり万が一のことを考えると放射線量が消える、途方もない年月が過ぎるまでそっとしておいた方がいいのでしょうか?福島原発のことがあってから、チェルノブイリのことが引き合いに出されるようになりましたが、あの時はこうだったが今の技術ならああだこうだと比べてばかりですね。チェルノブイリの放射線量を超えているというのに、避難距離はそこより短いですね。いっそ向こう何年は近づけませんときっぱり行ってくれた方がいいようにも思います。モヤモヤと隠す体質をどうにかしてもらいたいですね。

こんな事故があったと残すためにも、チェルノブイリのツアーは無くならない方がいいんじゃないかなとも思うんですが、具体的な理由とか本当のことがわからないまま終わってほしくありません。日本では福島原発から関東、関西まで来ているといいますし、この小さな島国はどうなってしまうのでしょうね。

観光地化

事故から25年目を迎えたチェルノブイリ原子力発電所は、今は観光地として開放されています。前回、キエフからのツアーがあると書きましたね。そして、日本で起きた福島第一原発の事故の影響からか、チェルノブイリ原発を見ようと観光客が増加してきているそうです。チェルノブイリ原発付近の放射線は今も高い放射線量が残っているものの、観光客の身体に影響が出るほどではないと言われています。外国のある経済誌では「世界で最もユニークな観光地」の一つとして選ばれたそうです。石棺や展望所、遊園地、ゴーストタウンとなったプリピャチなどが見学できるみたいですね。ガイガーカウンターの数値も気にしながら見学など、気が気でない感じもします。何にせよ、他に楽しく旅行に行くような、観光気分で踏み入れるところではありませんね。

キエフでは日常的に売られていたガイガーカウンターは、今は日本に向けて発送されていて向こうでも不足しているそう。観光客が増えるということは、それだけ関心を持っている人がいるということで良いと思いますが、測定器も不足している現状で行くのはやっぱり怖そうです。海外旅行に強い旅行情報サイトでもう一度検索してみましたが、やはり日本からの直接的なツアーは見つかりませんでした。日本からでも現地の旅行会社に連絡が出来れば、国内からでも予約が取れるのかも。でも、もしかたらいつかツアーが作られるかもしれませんね。その時までに状態が良くなっていることを願います。

旅行は可能?

チェルノブイリへの旅行は可能なのでしょうか。チェルノブイリといえば、1986年4月26日に、原子力発電所4号炉で原子力事故が起きました。今年で25年目になりますね。

ウクライナへの旅行ならば、普通に国内旅行会社のサイトから検索・予約は可能です。ただチェルノブイリを検索しても該当情報は出ませんでした。たぶん日本からのツアーなどは無いのだと思います。では、どうすれば行くことができるのでしょうか?

それは、ウクライナ・キエフから、現地の旅行会社でチェルノブイリツアーに申し込むことで可能となるみたいです。ウクライナ公式のツアーらしく、所内見学ができます。なかなか行きづらい所なうえ、放射線が残留していることを考えると行く人は多くはないでしょう。申し込む時には合わせてガイガーカウンター(放射線量測定器)を買うかレンタルすることになると思います。オプションということなので、なくてもいいのかもしれませんが、行く意義としては持っておいた方がいいでしょうね。

20年以上経った今、区域内の放射能量は減少しているそうです。居住禁止地域に入るにも特別な服や靴はいらないらしく、そもそもツアー客が行くコースは、放射能汚染の可能性がないところで組まれているとのこと。まぁ、そうでないとガイドさんもお客さんも付かないでしょう。そして、特別見学というものがあり、希望すれば1~3号炉の操作室などの見学ができます。ただ、放射線量が高い場所でも問題のない、健康状態であるという診断書が必要になります。

放射線量は減少してきているとはいえ、内部はまだ残留している様子。行くなら、自分に責任を持たないといけませんね。

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